外壁塗装をするなら知っておきたい塗布量の話
福山市の外壁塗装・屋根塗装専門店のコローレです!
突然ですが皆さんは、外壁塗装や屋根塗装に関する言葉『塗布量』をご存知ですか?
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は外壁塗装や屋根塗装をするにあたって知っておいて損はない言葉なんです!
塗布量がどういうものなのか知ることで、手抜き工事や悪徳な業者からぼったくられる危険を避けることができます!
今回はこの塗布量について解説していきます!
最後までご覧ください!
目次
福山市で外壁塗装・屋根塗装は
コローレにお任せください!
塗布量とは、塗料メーカーが定めている塗装する塗料の量
塗布量とは、読んで字のごとく塗装する塗料の量のことです。
各塗料メーカーが、塗料の製品ごとに規定しています。
例えば、アステックペイントの超低汚染リファイン1000MF-IRでは、塗布量が0.30~0.40kg/㎡と定められています。
これは1㎡につき0.30~0.40kgの塗料を塗装するという意味です。
塗布量の表記はメーカーごとに異なり、㎡/ℓという単位もあります。
例えば、1.5~2㎡/ℓという表記の場合は1ℓで1.5~2㎡塗装するという意味になります。
kg/㎡では1㎡あたりの塗料の量、㎡/ℓでは塗料の量で何㎡塗装できるかといった見方になるので、その点だけ要注意です。
塗布量に幅がある理由
上記のように、メーカー規定の塗布量には幅があります。
これには2つの理由があります。
1つは外壁材によって表面積が違うためです。
外壁と一言で言っても、金属サイディングなど表面が平滑な外壁もあれば、窯業系サイディングなど表面に凸凹のある外壁があります。
凸凹のある外壁では塗装する表面積が広くなるため多くの塗量が必要になります。
2つ目は外壁の劣化状況によっては塗料を吸い込む場合があるからです。
劣化が進行している外壁は塗料を吸い込むことがあります。
塗料の性能を発揮するためには、塗料を吸い込まなくなるまで塗装をする必要があります。
そのため、外壁の劣化が進行している場合は必要な塗料の量が増えることになります。
上記のことを考慮して塗布量は設定されています。
塗布量を守らないと塗料の性能が発揮されない
外壁塗装や屋根塗装において、塗布量は守らなければならない基準です。
さだめられた塗布量を守らず施工してしまうと、塗料がもっている性能を十分に発揮できないだけでなく、早期の劣化につながってしまいます。
塗布量を知っていると手抜き工事やぼったくり業者を避けられる
一見すると外壁塗装を依頼する側には関係なさそうな塗布量ですが、実は塗装工事をする上で把握しておきたい非常に大事な要素です。
塗布量について把握していないと、定められた塗布量より少なく塗装する手抜き工事をされてしまったり、最悪の場合は悪徳な業者に必要以上に塗料を買わされてぼったくられる可能性があります。
このような業者を選ばない、避けるためにも塗布量を把握しておくことが大事です。
自宅の外壁塗装・屋根塗装の塗布量の計算方法
外壁塗装や屋根塗装の見積書を貰ったら以下の内容を書き出してください。
- 塗装する面積
- 使用する塗料の名前
- 使用する塗料の個数
上記を書き出したら、使用する塗料の名前から1缶あたりの内容量と塗布量を調べましょう。
内容量の調べ方
検索キーワードを【塗料メーカーの名前 塗料名 内容量】で検索。
例:アステックペイント 超低汚染リファイン1000MF-IR 内容量
塗布量の調べ方
検索キーワードを【塗料メーカーの名前 塗料名 塗布量】で検索。
例:アステックペイント 超低汚染リファイン1000MF-IR 塗布量
上記がわかれば塗装面積に対する必要な合計塗布量が計算できます。
塗装面積に対する必要な合計塗布量の計算式
塗装面積 × 塗料メーカーの規定塗布量 = 塗装面積に対する必要な合計塗布量
【例】
塗装面積・・・200㎡
塗料メーカーの規定塗布量・・・0.30~0.40kg/㎡
この場合、次のような計算式が成り立ちます。
200㎡ × 0.40kg/㎡ = 80kg
上記から、80kgの塗料が必要だということがわかりました。
必要な塗料缶の個数の計算式
上記の計算で出した塗装面積に対する必要な合計塗布量を塗料の1缶あたりの内容量で割ってみましょう。
そうすることで、必要な塗料の個数がわかります。
塗装面積に対する必要な合計塗布量 ÷ 塗料の1缶あたりの内容量 = 必要な塗料の個数
【例】
塗装面積に対する必要な合計塗布量・・・80kg
塗料の1缶あたりの内容量・・・16kg
この場合、次のような計算式が成り立ちます。
80kg ÷ 16kg = 5
この場合、必要な塗料の個数は5個ということがわかりました。
この計算で出した必要な塗料の個数と見積書に記載されている使用する塗料の個数が一致しているか確認してみてください。
少ない場合は手抜き工事をされる可能性や手抜きでなくても施工不良になる可能性があるといえます。
2~3個以上多い場合は必要以上に塗料缶を買わされている可能性があり、ぼったくりの可能性があると言えます。
しかし、1個の誤差の場合は外壁の劣化状況を見て多めに必要と判断している可能性があります。
いずれの場合も、計算しておかしいところがあればそれを根拠に業者に聞いてみるのが吉です。
まとめ
外壁塗装や屋根塗装を行う際に、塗布量についての知識を少し持っておくと判断材料となるだけでなく、金額交渉にも使える武器となります。
調べたり計算したり、大変かもしれませんが、やっておくだけの価値はあると思います!
今回の記事が皆さんのお役に立てれば光栄です。
それではまた次の豆知識でお会いしましょう!